伝え弔う〜木本事件100年の隔たり〜

ドキュメンタリー/教養

テレメンタリー2026「伝え弔う〜木本事件100年の隔たり〜」🈑

デマを信じた町民が朝鮮人労働者2人を虐殺した「木本事件」から今年で100年。排外主義が強まる今、差別・加害の歴史と向き合うことの意義を伝える。

4月25日 土曜 4:50 -5:20 テレビ朝日

三重県の旧木本町(現・熊野市)でデマを信じた町民が朝鮮人労働者2人を虐殺した「木本事件」から今年で100年。現場となった古いトンネル周辺で追悼式が行われ、犠牲者の孫やひ孫が韓国などから参加した。木本事件は現地で長くタブーとされ、熊野市は調査や追悼を一切行っていない。歴史家の金靜美さん(76)は、事件の真相を記録して後世に残そうと1980年代から熊野市などで現地調査を続けてきた。
市民団体を立ち上げて約30年前に追悼碑を建立、毎年のように追悼式を開いている。金さんには、幼い頃に大勢の警察官らが自宅周辺を取り囲んだ記憶がある。関東大震災や木本事件で、武装し朝鮮人を襲った自警団の姿と重なる。権力やマジョリティに弱者が押しつぶされる理不尽は今もなくならない。「日本人ファースト」が声高に叫ばれ、選挙では「外国人問題」が争点となるいま、差別・加害の歴史と向き合うことの意義を伝える。