時代劇「伝七捕物帳」 第4話「あに、いもうと」
“十の悪を捕えるより、一の悪を犯させねぇ!”
「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じる人間の深層心理を掘り下げた粋な捕物時代劇【1979年】▽途中「天気予報」あり
3月27日 金曜 8:30 -9:30 tvk1
怠け者で遊び人だが気のいい左官の仙太郎は、しっかり者の妹・お峰と二人暮らし。板前の宗吉との結婚を控えたお峰のために嫁入り支度を整えようと、五両にひかれて仏像を大阪まで運ぶ仕事を引き受けた仙太郎だったが…。
中村梅之助の明るい庶民的なキャラクターに負う所はもちろんだが、あくまでもペーソスとユーモアにあふれた人情ドラマ。時代劇にホームドラマの楽しさを持ち込んだことで、所帯持ちとなった伝七の家庭生活がドラマの中で随所に描き出されている。また、ドラマの背景に流れる江戸市井の人情と風俗をきめ細かに描こうというもので、江戸の面影、風物詩、そしてそれらの中から生まれた庶民性が、ドキュメント風に表現される。
さらに、ごくあたり前の人間の中に巣食う犯罪への指向を事件の本質とすることで、極悪非道な犯罪者による惨劇ばかりを描くのでなく、現代人に共通する弱者の犯罪、心理などにもスポットを当てる。【全30回】



