第511回 サバのリエット
“ふつうで美味しい”とは、今日も明日も美味しくて、10年後も食べたいと思う味。
日本各地のおいしいものを40年食べ歩いた、元「dancyu」編集長・植野広生が、大好きなお店の“ふつうで美味しい”料理を教えてもらい、「植野食堂」のお品書きに加えていきます。
本日はもう一度行きたい!「あの店の別メニュー」。
訪ねるのは、神奈川県・鎌倉市。小町通りの賑わいを少し離れた路地に佇むイタリアン、「オステリア コマチーナ」。
2年前に訪れた際、香ばしいポテトフライを教わった名店です。
地元・鎌倉野菜に加え、店主自ら釣り上げたマグロや太刀魚、サバなど、新鮮な魚介を使った料理で多くの人を魅了してきました。
「何を食べても美味しい!」と植野さんも太鼓判。
そんな中、今回どうしても教わりたかったのがワインに寄り添う一皿、「サバのリエット」。
本来は豚肉などをじっくり煮込んでペースト状にするフランスの伝統料理リエット。
コマチーナでは脂の乗ったサバを使い、ほろりとほどける食感と、クリーミーさの奥から広がる魚の旨みを引き出します。
店を切り盛りするのは、オーナーシェフの亀井良真さん。釣りを愛し、素材と真摯に向き合い続ける料理人です。飾らない人柄そのままに、料理もまた実直で温かい。
本日も作り手たちの優しさをお腹いっぱいいただきます。
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