劇場/公演
三上博史 歌劇 ― 私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない ―
【'24年公演舞台プレイバックSP】
寺山修司が生んだ俳優・三上博史がいざなう、誰も見たことのない寺山修司の世界の涯…。(2024年1月9〜14日 紀伊國屋ホール)
95分
12月1日 日曜 11:30 -13:15 衛星劇場
詩人・劇作家・脚本家・作詞家・評論家・小説家・エッセイスト・映画監督・写真家・劇団主宰…。あらゆる肩書きとともに時代を超え今なお愛され、様々な人に影響を与え続けている寺山修司。没後40年という節目に、寺山によって“俳優”であり“表現者”という命を吹き込まれた三上博史が、2015年上演の『タンゴ・冬の終わりに』以来、約8年ぶりに劇場へ舞い戻った。
共に作品を創り上げるのは、寺山修司没後20年記念公演『魔術音楽劇 青ひげ公の城』以来、約20年ぶりのタッグとなる、寺山が主宰していた演劇実験室◎天井桟敷の後継劇団=演劇実験室◎万有引力。演出にJ・A・シーザー、上演台本に高田恵篤・寺山偏陸という寺山と共に幾多の名作を生んできた盟友たちが『三上博史 歌劇』と題して、寺山作品の膨大なテキストからその心髄を紐解き、他に類を見ないステージ作品へと昇華させた。
俳優業と併行して音楽活動も続ける三上の魅力あふれる肉声に加えて、有名アーティストのライブにも引っ張りだこの一流ミュージシャンたちが生演奏でお届けする素晴らしい楽曲や詩の数々。さらに、歌や詩の朗読のほか演劇シーンもふんだんに盛り込み、三上が早替わりで演じ分ける寺山作品の多種多様な登場人物、演劇実験室◎万有引力とのアンサンブルで織りなすめくるめく場面にもご注目下さい。
※◎は正しくは白丸の中に黒丸